木工作品を作るには~流れをつかんで始めてみよう~

週末が近づくと・・・

  • 週末が近づくと憂鬱だな~
  • 週末は暇だな~何もすることがない
  • 奥さんに鬱陶しがられている

などなど、マイナスに考えている方いませんか?

そのマイナスを

  • 早く週末にならないかな~
  • 週末になったら〇〇や△△を作る
  • 奥さんに◇◇の作成を頼まれている

に変えてみませんか?

世の中にはいろいろな趣味がありますが、その趣味の1つとして木工があります。

木工を覚えると、週末が充実したり、家族に感謝されます。

 

このサイトを見て頂いている方は、少なくとも木工に興味を持っていると思いますので、

あと一歩踏み込んでみましょう

 

作品ができるまでの8つの手順

  1. 何を作るか考える
  2. 設計図を作る
  3. 木を用意する
  4. 木を切る
  5. 木に穴をあける
  6. 木を組み立てる
  7. 木に装飾をする
  8. 木に色を塗る

「え~そんなに多くの手順があるの~、面倒くさい」

と思われた方もいると思いますが、作品によっては飛ばせる工程もあり、

簡単なものであれば土・日等の2日程度で完成するものも多くあります。

さあ、始めてみましょう♪

 

1.何を作るか考える

 

まずは、ある夫婦の会話を聞いてみましょう

 

 

夫 ゆうすけ
夫 ゆうすけ

今週末はネットで見たかっこいいベンチを作ってみよう♪

妻 彩子
妻 彩子

ベンチを作っても置き場所に困るじゃない

ベンチよりもこの間壊れてしまったキッチンの棚を直してくれない

夫 ゆうすけ
夫 ゆうすけ

うぅ・・・さっそく予定がくるったなぁ・・・

棚かぁ、棚よりもベン・・

妻 彩子
妻 彩子

ベンチの置き場はないでしょ!!

棚直してよ!!!

夫 ゆうすけ
夫 ゆうすけ

た、棚ね・・・

DIY初心者の自分に直せるかなぁ・・・

こんな会話があったとか無かったとか・・・

 

突然出てきた夫婦は、夫のゆうすけに妻の彩子です。

当然架空の人物ですよ、架空の・・・

これからちょくちょく出てきますので、よろしくお願いします。

 

ゆうすけさんは早速予定が狂ってしまいましたね・・・

DIYにて作品を作る際は自分が作りたい物を作るのも大事ですが、

家族がいる方であれば邪魔扱いされないもの家族にも喜んでもらえるものを

作れるよう、よく下調べをしましょう。

DIYはあくまで趣味なので、家族に理解がないと長続きしません。

 

まずは日常生活の中で簡単に考えてみましょう

また、家族と相談してみましょう

  • こんな物があったらいいな
  • この隙間に棚があったら便利だな
  • 子供に手造りのおもちゃをプレゼントしたい

など、漠然としたイメージが沸いたら、そのイメージに向かってすすみましょう。

 

 

 

 

2.設計図を作る

設計

 

設計図といいますとかなり難しく感じるかもしれませんが

単純に、次はどのような「大きさ」で、「形」で、「色」で、を考えていきましょう

それを見える化する作業となります。

 

見える化の中には、大きく分けて3種類あります。

  1. 手書き
  2. 無料のCAD
  3. 有料のCAD
CADとは「Computer Aided Design」の略で、「キャド」と読みます手書きの設計図をパソコンにて設計できます。
CADに慣れれば、保存・その後の編集なども楽なのでお勧めですが
まずは「1.手書き」からでいいと思います。
まずは紙に書いてみて作品のイメージを漠然とつかみましょう。

3.木を用意する

 

設計図にてイメージが沸いたら

買い物に出かけましょう・・・

と言いたいところですが、今はネットでも購入できる時代なので、

皆さんの状況に合わせて何処からどのように買うのかを考えてみましょう

  1. ホームセンターから購入
  2. 材木店から購入
  3. インターネット上で購入
その他にも「東急ハンズ」や、「DIY FACTRY」など、DIY専門店等もあるようです
1.ホームセンターから購入が一番身近にあり、安いイメージも強いです。
また、何よりも気軽に行けるというメリットがあります。
管理人のたかしも一番多く利用しております!
デメリットは、ほかの方法と比べると木材の種類が少なめなところと、
曲がった材も売られていることです。
(曲がった材は後の加工でかなり苦労するため手を出さないほうが賢明です)
2.材木店は、一般的には工務店などへの業販がメインですが、最近は
一般ユーザへの販売をしてくれるところも、増えているようです。
また、木材の種類も知識も豊富なので、いい材木店を見つければ最強かもしれません。
ただデメリットは、やはり少し敷居が高いですかね・・・
3.インターネット上で購入方法は
自宅まで木材を運んでくれるというところが一番のメリットだと思います。
しかも、種類も豊富で、24時間いつでも買い物が出来ます。
しかし、その反面、送料がかかる場合が多く、届けてもらうまで時間がかかるのが
デメリットとなります。
番外.DIY専門店のメリットは
店員さんの知識が豊富なので、木材選びや作り方などのアドバイスを
もらえるそうです。

4.木を切る

 

材料の用意が出来ましたら作る予定の大きさに、設計図を描いた方は設計図どおりに

切っていきましょう。

木を切る方法は何種類もありますが、ここでは大まかにどのような方法があるか

確認していきましょう

  1. 買ったところで切ってもらう
  2. 自分で切る ~のこぎり・カッターなど、人間の力で切る~
  3. 電動工具で切る ~丸のこ・ジグソーなど、電気の力(電動)で切る~

 

1.買ったところで切ってもらえるの?という疑問がわく方もいらっしゃるかもしれませんが、

ホームセンター・材木店・インターネットどこで購入しても大体カットサービスを行っています。

例えば、最近のホームセンターのサービスは目を見張るものがあり、直線カットなどの簡単なものであれば、

1カット50円程で切ってもらえます。

また、材木店では直線カットのような単純なものでなく、曲線・ホゾ*下記インフォメーションなど

かなり高度なカットも行ってくれるところもあるそうです。

しかし欠点もあり、一般的にはカットサービスは購入時に行ってくれるものなので、

事前にきちんとした設計図・構想が必要になります。

ほぞ継ぎまたはほぞ接ぎとは、2つの木材部品を接合する継手の一種である。世界中の木工は数千年にわたり、主に木材を90度に接合するときにこれを使った。基本的な形式は、簡易かつ強固であった。この方式の継手には様々な変形があるが、基本的にほぞ継ぎは2つの部品:ほぞ穴とほぞの突起で構成される。 ウィキペディアより

 

2.自分で切る ですが、こちらは初期投資があまりかからず、切るタイミングも

自由が利くので、初心者にお勧めです。

のこぎり一本あれば、あとはやる気と根性だけです!

しかし、欠点は疲れることです。

木をのこぎりで切ることは、かなり体力が必要になります。

小さい物や柔らかい木を切る場合はいいのですが、

ウッドデッキなど大きな作品や、ハードウッドなどの硬い木を切る場合には

かなり気合が必要です。

 

3.電動工具で切る は、少し慣れてきた方なら一番一般的かと思います。

木を切る電動工具で一般的なものは、丸のこ・ジグソーとなります。

丸のこは、危険といわれることも多く、最近事故も大々的に報じられております。

丸のこを使う場合は約束事があり、その約束事と、コツをつかめば事故は起きません。

丸のこを安全に使えれば、直線切りで最強のツールとなるでしょう。

それでも丸のこは怖い方や、静かに作業したい方は、ジグソーがお勧めです。

 

5.木に穴をあける

木を切り終わりましたら、木に穴をあける工程となります。

 

木に穴をあける工程は、次の木を組み立てる工程の種類により変わってきますので、

今回は、一般的な方法としてビスで組み立てることを前提でお話をさせていただきます。

穴をあける工程は、「下穴をあける」と一般的には言われています。

 

下穴をあける工程って本当に必要なの?と思われる方もいると思いますが、下穴をあけずに次の工程「ビスを打つ」と、かなりの確率で、木が割れてしまいます。特にビスを打つ位置が木の端だとさらに確率が高まりますので、下穴をあける工程は忘れないようにしましょう。

 

  1. 手動で穴をあける
  2. 電動で穴をあける

1.手動で穴をあける場合は、キリや、ハンドドリルなどで行います。

木を切る工程と一緒ですが、手動の場合は初期投資があまりかからないことと、

穴をあけている最中の音が電動と比べると静かということが挙げられます。

しかし、やはり体力が必要となります。

2.電動で穴をあける場合は、電動ドライバーや、インパクトドライバーなどが

挙げられます。初期投資はかかりますが、次の組み立ての工程でも使えますので、

DIYを始めるにあたり、まず第一に欲しいものとして、挙げられます。

 

6.木を組み立てる

組み立て

 

下穴をあけましたら、組み立てていきましょう

前項でもお話をした通り、一般的な方法として、ビス留で組み立てる場合は、木と木の接合部を合わせ、ビスで留めていきますが、その時に、ビスと接着剤を併用することにより、より強固に接合することが出来ます。

 

こちらも手段をしては

  1. 手動でビスを打つ
  2. 電動でビスを打つ

となります。手動はプラスドライバー等で、電動は、先ほど穴をあけるときに使用した「電動ドライバー」「インパクトドライバー」を使用します。

また、ビスを打つときに木と木がズレてしまうことがよくありますので、「ハタガネ」や「クランプ」を使用することにより、接合部がズレず、角と角がぴったり合いやすくなります。それでもズレてしまう場合は、次の「7.木を装飾する」にてズレた面を削ってください。

 

7.木に装飾をする

サンダー

 

木に装飾をするとは、作品によっていろいろな意味があります。

 

  1. 前項の木を組み立てる際、ビスを打った時に木と木の角がズレてしまい、段差が出来てしまい、その段差を削る
  2. 作品の角が角ばっていると危ないので削る(特におもちゃを製作した場合等)
  3. 木の角に模様をつけて見栄えをよくする

「A」や「B」のように単純に角を削る場合と、「C」のように模様をつける場合とがあります。

 

手段としては

  1. 手動で削る
  2. 電動で削る

1.手動で削る場合は、「紙やすり」と「あて木」さえあれば出来るので、数百円でそろいます。「A」や「B」の単純に角を削る場合は手軽にでき、ちょっとした場所などで、電動工具を出すまでもない場合は、管理人のたかしもよく手動で削っています。

2.の電動で削る場合は、「A」や「B」の単純に角を削る場合は一般的にサンダーと名の付くものを使用します。サンダーの中でも、「オービタルサンダー」や「ランダムサンダー」「ミニサンダー」「ベルトサンダー」等たくさんの種類があります。また、「C」の模様をつける場合は「ルーター」や「トリマー」を使用します。

 

 

8.木に色を塗る

 

塗装する

 

いよいよ最後の工程です

色を塗る工程もいろいろな手段があります代表的な例を挙げます

  1. ペンキを塗る
  2. ステインを塗る
  3. ワックス・オイルで仕上げる
  4. 柿渋で塗る

1のペンキは油性と水性があり、またその中に屋内用・屋外用などがあります。用途に応じて使い分けましょう

2は、木材に染み込むタイプの塗料となります。色はついても木目が出て木の風合いが残ります。

3・4はビンテージ風に塗装したいときに使用します。特に4の柿渋は日本伝統の塗料で落ち着いた色合いになります。防虫・防腐効果が高く、耐水性もあり、毒性もなくいいことづくめのようですが、塗るとき、塗った後しばらく、銀杏を潰したような強めのにおいがするのが大きな欠点です。

まとめ

以上、8工程の基本的な手段を案内しましたが、その手段は木工の過程での一例です。

それぞれの過程での詳しい話は、また少しづつ作成していきます

 

おさらいしますと、下記8過程となります。

  1. 何を作るか考える
  2. 設計図を作る
  3. 木を用意する
  4. 木を切る
  5. 木に穴をあける
  6. 木を組み立てる
  7. 木に装飾をする
  8. 木に色を塗る

作成する作品や状況により、1.2を飛ばしたり、7.8を飛ばしたりすることも出来ます。

一つ一つの過程は奥が深くいので、一つの過程を掘り下げてみるのも面白いと思います。

 

基本を踏まえつつ、自分なりにアレンジをし、DIYを楽しみましょう。

 

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